終-夏講日記(その41)

真木和泉の大和魂に始まって、初お目見えの七福神やら、あいかわらずの夏合宿やら、テンコ盛りの夏講も、ついに最終日となりました。

授業日41日間と合宿4日間、合計45日間を全力疾走してきたわけです。

最終日を迎え、正直ホッとしています。事件・事故無くできまして、ほんとうに良かったです。

片や一抹の寂しさも感じています。「もういちど、がんばろう!」、「一年後に、もういちど!」と、いつのまにか来期を目指していますのも、毎年のことです。

我ながら、頑固だと思います。講習にしても、合宿にしても、実施スタイルを変えません。「時代遅れ」と揶揄されましても、どこ吹く風でございます。

良いものは残すべき、良いものを受け継ぐべき、この思いが変わることは、きっと死ぬまでなかろうと思います。

ご質問を頂きました。「ご苦労さまでした!先生の夏休み、自分宛てのご褒美は何ですか?」。

はい、歩きたいスポットが十か所ほど、東京の講演会に行ってきます、愛知の講演会にも行ってきます、〆は奈良でも講演会です。

そして…窓フルオープン、Beatlesを聴きながら、琵琶湖の湖岸道路を疾走するZの季節になりましたね。

近江八幡のシャーレ水ヶ浜で、ドライカレーとアイスコーヒー、夏講無事終了をささやかに祝って参ります。

では、そろそろ、Auf Wiedersehen! また冬講でお会いしましょう!

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

偉-夏講日記(その40)

皆さんの学習を見ていて、本当に偉い!と思うことがあります。私が皆さんの年齢の頃には、できなかったことです。

夏休みも残り数日ですが、ゆく夏を惜しむかのごとく一生懸命に勉強し、その集中力たるや、比類なきものであることです。

大昔の私でしたら、ただでさえ勉強を放って、ふらふらと散歩に出かけたり、蝶々を追いかけたり、野球を始めたりしたものでした。

ましてや長時間の勉強など、想うだに恐ろしく、ダッシュで逃げ出していました。

皆さん、かつての私をはるかに凌ぐ勉強屋でいらっしゃいます。

しかしながら、私は老婆心に苛まれております。おそらく諸賢を前に、指摘の要をなさぬことではありますが、勉強の才能や素地があることと、実際にできるようになることは、予想をはるかに超えるほどに別物であります。

「皆しっかりやっているから、一人だけサボるのは恥ずかしい」とか、「真っ先に叱られたら、どうしよう」とか、そんな不安に駆られるだけの勉強ですと、誰も視ていなければ、さっさとサボりますでしょう。

サボっているようでは、実際にできるようにはなりません。

アホたれ少年であったところ私の、若かりし日の唯一の自慢は、やると決めたら猪突猛進だったことであります。

皆さん、せっかくの一生懸命、結実のポイントは、この一点突破にあるのではないでしょうか。

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焦-夏講日記(その39)

夏休みも残日カウントダウンで、焦る気持ちもわかりますが、少し冷静になってみましょう。

焦る人がやってしまう愚かな行動の第一位、とにかくたくさんの設問を解きっぱなしにして、やり直さないってことでしょうか。

「一度やったら頭に入るから、大丈夫!」という皆さん、戯れに一度解き直してみてください。

全然直らなくて、呆然としますでしょう。

「分かるとできるは違うって、何回聞いたことだろう…。」

そうですね、よく思い出してくださいました。

百題解いても一題もできるようになりませんでしたら、一題解いて確実に一題できるようにした人に劣ります。

できるようになったものだけが、得点力になるのですよね。

焦っているときこそ、冷静になってください。地に足をつけて、歩んでほしいです。

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幻-夏講日記(その38)

秋の風を感じる早朝、いつも通りに目覚めました。寄宿生たちも、いつのまにか、私と相前後して起きるようになりました。

さっと洗顔を済ませたら、みそ汁のダシを取りはじめます。煮干しとシイタケと昆布と鰹節、ブレンド具合と煮出す時間、火加減が秘伝です。

生徒たちは、学校の時間割と宿題をチェック、制服に着替えてラジオ体操です。

今朝は寝ぼけまなこの二人ほどが、再体操を仰せつかりました。妻に鍛えられます。

大多数は甘樫丘展望台にダッシュ。大和三山に二上山、葛城・金剛が今朝も勇壮ではありませんか。

遠く箸墓まで見渡せるほど空気が澄んでいるのも、たいへん久しぶりです。飛鳥寺・安居院周辺からは、朝のかまどの煙が上がっております。

帰りがけ、道場の畑に寄って、みそ汁の具を摘んで帰ります。今朝は良い香りに色づいたシソの葉が人気でしたが、頑固にえんどう豆とか、いつもどおり大根とか、個性さまざまです。

「自分のことは自分でする」、「都会生活の便利にかまけない」、畑は道場の教戒を象徴するスポットです。

朝食を終えると、村に一つの公立小学校や、これまた村に一つの公立中学校や、橿原神宮の駅の西側の一貫校や、電車で二駅の公立高校に、それぞれ通学します。走って行く皆さんが多いです。

そうです。今日も一日が始まったのです。

…とまあ、こんなふうに、都会に疲れてしまった子供たちを、田舎で再生する鍛錬道場を造りたいのです。

毎日合宿しているようなもの…ですね。

夢は実現するためにあります。今日も一日がんばります。

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幻-夏講日記(その38)

秋の風を感じる早朝、いつも通りに目覚めました。寄宿生たちも、いつのまにか、私と相前後して起きるようになりました。

さっと洗顔を済ませたら、みそ汁のダシを取りはじめます。煮干しとシイタケと昆布と鰹節、ブレンド具合と煮出す時間、火加減が秘伝です。

生徒たちは、学校の時間割と宿題をチェック、制服に着替えてラジオ体操です。

今朝は寝ぼけまなこの二人ほどが、再体操を仰せつかりました。妻に鍛えられます。

大多数は甘樫丘展望台にダッシュ。大和三山に二上山、葛城・金剛が今朝も勇壮ではありませんか。

遠く箸墓まで見渡せるほど空気が澄んでいるのも、たいへん久しぶりです。飛鳥寺・安居院周辺からは、朝のかまどの煙が上がっております。

帰りがけ、道場の畑に寄って、みそ汁の具を摘んで帰ります。今朝は良い香りに色づいたシソの葉が人気でしたが、頑固にえんどう豆とか、いつもどおり大根とか、個性さまざまです。

「自分のことは自分でする」、「都会生活の便利にかまけない」、畑は道場の教戒を象徴するスポットです。

朝食を終えると、村に一つの公立小学校や、これまた村に一つの公立中学校や、橿原神宮の駅の西側の一貫校や、電車で二駅の公立高校に、それぞれ通学します。走って行く皆さんが多いです。

そうです。今日も一日が始まったのです。

…とまあ、こんなふうに、都会に疲れてしまった子供たちを、田舎で再生する鍛錬道場を造りたいのです。

毎日合宿しているようなもの…ですね。

夢は実現するためにあります。今日も一日がんばります。

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夏講日記、残りわずかです!

こんにちは。学園前教室の杉浦です。

夏講日記、最終週の4回を残すのみとなりました。早いものですね。

一週間に一度のこのお知らせ、毎週日曜日に公開してきましたが、今週は私の都合で少々遅れました。さきほど山岳修行から帰って参りました次第です(笑)。

「不思議」な話の一週間でした。「アヤカシ」の一週間です。さほど珍しいことでもありません。さきほどまで山中ひたひたと、私をつけてきた足音みたいなものでしょうか。

恐る恐る振り返りましたら、鋭い眼光と何度か見つめ合ってしまいました。熊でなくて良かったです。

謎-夏講日記(その32)
童-夏講日記(その33)
神-夏講日記(その34)
惑-夏講日記(その35)
誉-夏講日記(その36)
初-夏講日記(その37)

なお、ブログに直接飛ぶには、以下のリンクをお使いください。

http://blog.livedoor.jp/ishikawasugakujuku/archives/cat_910297.html

それでは、みなさん、ごきげんよう!

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

夏講日記、残りわずかです!

こんにちは。学園前教室の杉浦です。

夏講日記、最終週の4回を残すのみとなりました。早いものですね。

一週間に一度のこのお知らせ、毎週日曜日に公開してきましたが、今週は私の都合で少々遅れました。さきほど山岳修行から帰って参りました次第です(笑)。

「不思議」な話の一週間でした。「アヤカシ」の一週間です。さほど珍しいことでもありません。さきほどまで山中ひたひたと、私をつけてきた足音みたいなものでしょうか。

恐る恐る振り返りましたら、鋭い眼光と何度か見つめ合ってしまいました。熊でなくて良かったです。

謎-夏講日記(その32)
童-夏講日記(その33)
神-夏講日記(その34)
惑-夏講日記(その35)
誉-夏講日記(その36)
初-夏講日記(その37)

なお、ブログに直接飛ぶには、以下のリンクをお使いください。

http://blog.livedoor.jp/ishikawasugakujuku/archives/cat_910297.html

それでは、みなさん、ごきげんよう!

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初-夏講日記(その37)

現職で初めて夏期講習をしましたのが、もう十数年前になります。

前職や前々職の夏期講習でしたら、両手両足の指を折って数えても足らないくらいにやりましたが、生徒の様子などあれこれを、たくさん覚えている反面、それ以外のことはほとんど覚えていません。

おそらくシナリオとテキストと動員目標一覧表が渡されて、「団結、ガンバロー!」みたいに始まったのだと思います。もちろん思い切りがんばりましたが、細部の記憶がないということは、可もなく不可もなかったのでしょう。

現職の夏期講習、初めて開催した時のことが印象深いのは、当時「中入部屋」と称する特訓部屋で教えられていた生徒たちが、わざわざリクエストしてくれた講座だったからです。

夏休みですから、リクエストはスルーして、バカンスを楽しんでも良かったのですが、生来頼まれごとをイヤとは言えない性分でして、気がついたら講習授業していました。

ひと夏ずっと出張って、わずかに51コマの売り上げでした。

それでも、「あんたの授業を受けたいから、やってくれよ!」という者たちと、「そんなら、いっちょモンだろか?」という者が、抜き差しならず鍛えあう瞬間が、そこにはありました。

時は移ろい今では、当時の十倍以上売り上げています。いや、それを言うなら前職以前では百倍以上売り上げていたこともありました。

しかしながら、現職のあの夏はナニモノにも代えがたい、もちろんお金で量りうるようなものでもない、この上なく貴重なものだったと思えてなりません。

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初-夏講日記(その37)

現職で初めて夏期講習をしましたのが、もう十数年前になります。

前職や前々職の夏期講習でしたら、両手両足の指を折って数えても足らないくらいにやりましたが、生徒の様子などあれこれを、たくさん覚えている反面、それ以外のことはほとんど覚えていません。

おそらくシナリオとテキストと動員目標一覧表が渡されて、「団結、ガンバロー!」みたいに始まったのだと思います。もちろん思い切りがんばりましたが、細部の記憶がないということは、可もなく不可もなかったのでしょう。

現職の夏期講習、初めて開催した時のことが印象深いのは、当時「中入部屋」と称する特訓部屋で教えられていた生徒たちが、わざわざリクエストしてくれた講座だったからです。

夏休みですから、リクエストはスルーして、バカンスを楽しんでも良かったのですが、生来頼まれごとをイヤとは言えない性分でして、気がついたら講習授業していました。

ひと夏ずっと出張って、わずかに51コマの売り上げでした。

それでも、「あんたの授業を受けたいから、やってくれよ!」という者たちと、「そんなら、いっちょモンだろか?」という者が、抜き差しならず鍛えあう瞬間が、そこにはありました。

時は移ろい今では、当時の十倍以上売り上げています。いや、それを言うなら前職以前では百倍以上売り上げていたこともありました。

しかしながら、現職のあの夏はナニモノにも代えがたい、もちろんお金で量りうるようなものでもない、この上なく貴重なものだったと思えてなりません。

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夏の終り

奈良・高の原教室の飯尾です。
朝の目覚ましの蝉の声よりも、夜の入眠誘導のコオロギの声の方が目立つ様になりました。

教室内でも、先週までとは変わって、制服姿のまま来る生徒を見かけるようになりました。

その姿を見かけると、夏期講習も終盤になったことを感じます。
教室内だけでは季節感が無い様に思えて、実はそれが感じられるものの一つです。(^^;

この頃になると毎年、朝から夜遅くまでの講習は、早く終わって欲しいと思う反面、
もう少し続けていたいという、ちょっとしたもの悲しさを感じてしまいますね。
終了まで残り1週間を切りましたが、最後まで全うしたいと思います。