親-夏講日記(その23)

「まあまあ、そんなにカッカなさいますな。血圧、上がりますよ。」

「私みたいに、降圧剤、ガリガリかじるようになると厄介です。なにぶん、ご冷静にどうぞ。」

「ご高説、拝聴いたしました。要するに、ご子息に気合いを入れると、きっと勉強するだろうと。それから、ネチネチ管理すると、きっと勉強せざるを得ないだろうと。」

「そうですね。一時の対症療法としては、有効でしょうね。恒久的な効果は、疑問符です。」

「ひとつお聞きしてよろしいでしょうか。お父様、お母様は、気合を入れられると勉強するタイプでしたか?あるいは、細かい管理教育に、唯々諾々と従った子供でしたか?」

「はい、苦笑なさいましたね。何よりも雄弁なお答えです(笑)。」

「ご自身ができなかったことは、子供さんにもできません。どんなに素晴らしい教師が教えても…です。」

「私はこんなふうに考えるんです。子供さんにとって、大目標は人生目標です。将来の希望です。多くの場合この目標は、地域や社会からインスパイアされるものです。小目標は生活目標です。早寝早起きから、毎日勉強まで、多くの場合ご家庭で躾けられるものです。」

「お父様、お母様の守備範囲は、本来ご家庭ですよね。ホームポジションに戻られて、まずは自ら始められてはどうでしょうか。」

「古より、わが国では、「親父の背中」が最強の教育者だったといいますから…。」

焦っておられるご父母と、小生の話し合いです。「うまくいかなかったらどうしよう」と思うから、人は焦ります。しかしながら、はい、大丈夫です。うまくいかねば「明日から農民」と、根性据わった小生に、耳を傾けてください。きっと得られることが、おありですよ。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦