時代遅れ-春講日記(15)

メールのフッタを変えました。

「iPhoneから送信」でも悪くなかった、といいますか、大人しくなって、かえって良かったのかもしれませんが、変えました。

「連帯を求めて 孤立を恐れず

力及ばずして 倒れることを辞さないが

力尽くさずして 挫けることを拒否する」

どっかで聞いたな…と思われた方は、小生と同じくらい、またはもう少し激しい程度に、ご年輩かもしれません。

若者が、怒り、闘っていた頃の、有名なスローガンです。

高沢浩司氏によると、水が火を消すという「伝説」が復活し、スローガンが封印されました。

長い長い間、封印されていました。

いつのまにか封印を解かれ、片付けられ、きれいに塗り直されて、今に至るそうです。

高沢氏の著書に『全共闘グラフィティ』(新泉社)があります。

神田解放区に燃えていた炎も、東大安田講堂を包み込んだ炎も、大量の放水に消されたと。

こんなこと、ごちゃごちゃ言っている時代遅れに、無理やりつき合わされるフッタになりました。

しばし、ご寛恕あれ。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

桃源郷(後編)-春講日記(14)

「熱意」以外に、何もなかった桃源郷です。

しかしながら、「工夫」がありました。

「深度差は、しんどさ」と言い、無理な集合授業をしませんでした。個別指導を、大胆に取り入れました。

サラリーマンの営業成績表みたいなものが、壁に貼ってありました。生徒を切磋琢磨させるためです。

「いつかやる」ことを嫌いました。すぐにやるのでした。

敢えて「偉そうに」言いました。人間なるもの、言ったことは、やろうとするからです。

足を延ばせば見えるものは、見に行きました。耳をすませば聞こえるものは、静粛にして聞きました。

総じて、できることをやり残さない集団でした。

「すばらしいテキストが、合格者を増やす」と信じていた輩も、「とにかくガンガン鍛えれば、入試にはおつりがくる」と、豪語していたゴリラスタッフも、塾内政治に明け暮れていたロクデナシたちも、自らのドグマに気づきました。

変な憑き物が落ちてみると、教え、学ぶ者たちのユートピアが現出したのです。

「進学塾・桃源郷」が、教室をたたんで十年以上過ぎました。

いつ途切れるともなしに語り伝えられること、そのことがまさに、しがらみの向こうにぼんやりと見える理想郷を、幻視することなのでありましょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

桃源郷(後編)-春講日記(14)

「熱意」以外に、何もなかった桃源郷です。

しかしながら、「工夫」がありました。

「深度差は、しんどさ」と言い、無理な集合授業をしませんでした。個別指導を、大胆に取り入れました。

サラリーマンの営業成績表みたいなものが、壁に貼ってありました。生徒を切磋琢磨させるためです。

「いつかやる」ことを嫌いました。すぐにやるのでした。

敢えて「偉そうに」言いました。人間なるもの、言ったことは、やろうとするからです。

足を延ばせば見えるものは、見に行きました。耳をすませば聞こえるものは、静粛にして聞きました。

総じて、できることをやり残さない集団でした。

「すばらしいテキストが、合格者を増やす」と信じていた輩も、「とにかくガンガン鍛えれば、入試にはおつりがくる」と、豪語していたゴリラスタッフも、塾内政治に明け暮れていたロクデナシたちも、自らのドグマに気づきました。

変な憑き物が落ちてみると、教え、学ぶ者たちのユートピアが現出したのです。

「進学塾・桃源郷」が、教室をたたんで十年以上過ぎました。

いつ途切れるともなしに語り伝えられること、そのことがまさに、しがらみの向こうにぼんやりと見える理想郷を、幻視することなのでありましょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

春休みになすべきこと。

学事日程が学校によりバラバラになっているようですが、先週の半ばよりどの学校もいよいよ春休みに入ったのではないでしょうか?

 

さてそこで「春休みになすべきことは何か?」ということについてお話しましょう。


ⅰ)この1年間の振り返りをしましょう。

  学校からの課題で3学期に学習した内容の振り返りが出ていることでしょうが、
    出来れば1年を振り返り弱点の教科や単元の振り返りをしてください。


ⅱ)新しい年度に備えましょう。

  4月から新しいカテゴリーにそれぞれ進学・進級されることと思いますが、
   「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、しっかり準備しておくことが大切です。

 

とは言え、何をどうすればいいのか判らないとおっしゃる皆さんもあられるのでしょうね。


いかがですか?石川数学塾大阪の春期講習に参加されてみては。


石川数学塾大阪の春期講習は通常授業と同じく、生徒一人ひとりの習熟度やスケジュールに合わせて、カリキュラムの内容や受講の日時・回数が決められますよ。

 

いまはまだ席に余裕がありますが、すぐに埋まってしまうかもしれません。

昔から「善は急げ」って言います。
最近では「いつやるの?今でしょう!」()
思い立ったら即行動。

 

みなさんのご参加をお待ちしています。

上本町教室 中土井

春休みになすべきこと。

学事日程が学校によりバラバラになっているようですが、先週の半ばよりどの学校もいよいよ春休みに入ったのではないでしょうか?

 

さてそこで「春休みになすべきことは何か?」ということについてお話しましょう。


ⅰ)この1年間の振り返りをしましょう。

  学校からの課題で3学期に学習した内容の振り返りが出ていることでしょうが、
    出来れば1年を振り返り弱点の教科や単元の振り返りをしてください。


ⅱ)新しい年度に備えましょう。

  4月から新しいカテゴリーにそれぞれ進学・進級されることと思いますが、
   「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、しっかり準備しておくことが大切です。

 

とは言え、何をどうすればいいのか判らないとおっしゃる皆さんもあられるのでしょうね。


いかがですか?石川数学塾大阪の春期講習に参加されてみては。


石川数学塾大阪の春期講習は通常授業と同じく、生徒一人ひとりの習熟度やスケジュールに合わせて、カリキュラムの内容や受講の日時・回数が決められますよ。

 

いまはまだ席に余裕がありますが、すぐに埋まってしまうかもしれません。

昔から「善は急げ」って言います。
最近では「いつやるの?今でしょう!」()
思い立ったら即行動。

 

みなさんのご参加をお待ちしています。

上本町教室 中土井

(続)てくてく-春講日記(13)

昨日、恒例のテクテクしてきました。

山辺道(三輪→天理)、今回は「あれこれの古墳に脇道」無しで、一目散に歩き切りました。

JR奈良駅まで帰ってきて、テクテク平城宮跡へ。奈文研の発掘速報へ。

鎌倉時代の軒丸瓦に「興福寺」のスタンプ、にやりと笑ってしまいました。

飛鳥・白鳳の仏閣瓦ばかり見ていますと、ここには蓮華紋と決まっているのですが…。

大量生産システムの為せる業でしょうか。

同じく興福寺、北円堂脇のごみ穴から、グルメ海産物の残骸が…。

豊かな暮らしを、垣間見ました。

かんじんの平城宮跡、佐伯門脇に大溝が…。

おそらく秋篠川の旧河道を利用して、物資運搬用に整備、使い終わったらきれいに埋めたと…なるほど。

「入るべからず、溺れるで!」と、立ち入り禁止表札(?)まで出土して、なんともユニークなものですね。

33000歩、25km、楽しい一日でした。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

(続)てくてく-春講日記(13)

昨日、恒例のテクテクしてきました。

山辺道(三輪→天理)、今回は「あれこれの古墳に脇道」無しで、一目散に歩き切りました。

JR奈良駅まで帰ってきて、テクテク平城宮跡へ。奈文研の発掘速報へ。

鎌倉時代の軒丸瓦に「興福寺」のスタンプ、にやりと笑ってしまいました。

飛鳥・白鳳の仏閣瓦ばかり見ていますと、ここには蓮華紋と決まっているのですが…。

大量生産システムの為せる業でしょうか。

同じく興福寺、北円堂脇のごみ穴から、グルメ海産物の残骸が…。

豊かな暮らしを、垣間見ました。

かんじんの平城宮跡、佐伯門脇に大溝が…。

おそらく秋篠川の旧河道を利用して、物資運搬用に整備、使い終わったらきれいに埋めたと…なるほど。

「入るべからず、溺れるで!」と、立ち入り禁止表札(?)まで出土して、なんともユニークなものですね。

33000歩、25km、楽しい一日でした。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

春講日記、まだまだ書いてます!

こんにちは。学園前教室の杉浦です。

春講日記、書いています。

第二週を終ってみまして、弁舌さわやか…には、ほど遠いかもしれません(笑)。

以下のリンクから、たどってみてください。

http://blog.livedoor.jp/ishikawasugakujuku/archives/cat_910297.html

春講第二週の記事です。

てくてく-春講日記(7)
泰然自若-春講日記(8)
禁断の問い-春講日記(9)
造る喜び-春講日記(10)
人間関係-春講日記(11)
桃源郷(前編)-春講日記(12)

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

春講日記、まだまだ書いてます!

こんにちは。学園前教室の杉浦です。

春講日記、書いています。

第二週を終ってみまして、弁舌さわやか…には、ほど遠いかもしれません(笑)。

以下のリンクから、たどってみてください。

http://blog.livedoor.jp/ishikawasugakujuku/archives/cat_910297.html

春講第二週の記事です。

てくてく-春講日記(7)
泰然自若-春講日記(8)
禁断の問い-春講日記(9)
造る喜び-春講日記(10)
人間関係-春講日記(11)
桃源郷(前編)-春講日記(12)

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

桃源郷(前編)-春講日記(12)

陶淵明(とうえんめい)の『桃花源記』(とうかげんのき)に書かれたユートピアです。「とうげんきょう」と読みます。

—————————————-
冒頭です。

晋太元中、武陵人捕魚為業。縁溪行、忘路之遠近。

こんなふうに書き下します。

晋の太元中、武陵の人、魚を捕らふるを業と為す。溪に縁りて行き、路之遠近を忘る。

こんな意味です。

谷川に沿って山中に進み、深山幽谷に入り込んでしまった漁師がいた。
—————————————-

隠れ里神話というそうです。世界中にバリエーションがあるそうです。

人里離れた理想郷、現実逃避のプチトリップに、もってこいかもしれません。

かつて「桃源郷」と言われた塾がありました。N盆地の西を南北に縦断する、Y丘陵の山中にありました。

きっちり年三回ばらまくチラシと、塾長が忘れなければ掲載された電話帳広告が、数少ないPRでした。

チラシといっても塾名と、電話番号と、前年度卒業生の在籍番号と合格校が書かれただけのものでした。

塾長は講師の授業を、黒板横で見ているだけでした。授業をかみ砕いたり、チャチャをいれたり、ボケッと聞いている生徒を叱りつけたり、そんなことばかりしていました。

授業がエクセレントなわけではありませんでした。普通の授業でした。

テキストも然り。普通の塾用教材でした。

カリキュラムはありませんでした。「どんどん進む」というだけでした。

テストも出来合いのものでした。○○進学教室××特訓コース・専従チーム特製△△合否判定・実力錬成テスト…などではありませんでした(笑)。

それでも不思議なことに、たま~に退塾者が出て、追加募集がかかると、競争率100倍の入塾希望者が殺到しました。

不思議のあまり「進学塾・桃源郷」と呼ばれたのです。

さてさて、少なからぬ数の業界人が、この秘密に気づいていました。

「桃源郷」が、人々に支持された理由です。

(後編に続く)

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦