秋風-夏講日記(その35)

「今日から秋になった」と感じる朝があります。そよぐ風が、急にヒヤッとした瞬間です。

台風一過、秋を感じることが多いのですが、必ずしもそうであるとも限りません。

今年は奇妙な年でした。何度か秋を感じましたが、夏がぶり返し、繰り返すこと数度、まだまだ本格的な秋には、遠く思われます。

暑さ寒さも…と申しますように、彼岸花の頃合い、明日香村・稲渕の彼岸花ウォーク。

遠目にも真っ赤っ赤だった今年のジャンボ案山子は、真田信繁でした。

「ずいぶん早いやん」と思いきや、旗印に真田の六文銭とオリンピックの五大陸マーク。

長年つき合ってきましたが、なるほど…と、ほくそ笑むジャンボ案山子も、初めてかもしれません(^_^)。

古今集から…。

秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる(藤原敏行)

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦