禁断の問い-春講日記(9)

安易に口に出すことを憚るべき問い…が、あります。

「憚るべき」であるにもかかわらず、憚られてないばかりか、そんなことは一顧だにされていないのが、現状かもしれません。

どんな問いでしょうか。

「どうすれば、できるようになりますか?」

これです。

一見奇異に感じられるかもしれません。日常的に発問しています、と。

勘違いなさらないでください。あくまでも「安易」な発問を戒めています。

炎のような熱意と、尽きることのない努力、しかるに万策尽きて、先達に問うのは、大いに結構。勉強とは、そうありたいものです。

しかしながら、この前提が無いままに、いたずらに煩を避け、それこそ安易に陥ろうとするなら、単に無益でありましょう。

まして、本質論をないがしろにし、方法論に矮小化しようなど、怠惰以外の何物でもないでしょう。

あらゆる問いに、問うている主体が見え隠れします。

愚直なまでにまっすぐな主体にこそ、問うべき権利があるのです。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦