事故-冬講日記(21)

事故-冬講日記(21)

目の前で大交通事故…が、たいへんしばしばありました。

この記事を書いている30分ほど前、阪奈道路で5台玉突き、破片が路上に散乱中…といった現場をすり抜けてきました。

こんなことがあると、思い出さなくてよいはずなのですが、何気なく思い出してしまうことがあります。

もう10年も昔でしょうか。解説用ノートを書いて、残業終了。27時30分、教室を施錠。学園前から阪奈道路を東進、奈良方面に車を走らせていました。

近鉄橿原線の高架を過ぎたあたり、前方にハザード。近づいて見ると、フロントガラスを含めて前方がグチャグチャに壊れた車と、ピクリとも動かないご老人が横たわっておりました。

ランドクルーザータイプの車を運転していた青年は、明らかにアルコール臭ふんぷん、「こりゃ、だめだ」と思い、三角板を立て、警察と救急に電話しました。

青年は呼気アルコールチェックののち現行犯逮捕、ご老人は即死だったそうです。

青年が救急車を呼ぶ振りしながら、現場で二時間も酒抜きを図っていたとか、「初めにぶつかったのは自分だが、あとから何台もご老人を轢いていった」などと、苦し紛れの供述に終始したりとか、むかっ腹の立つ往生際の悪さを感じました。

青年が供述した車種、ナンバーがデタラメだったこと、善意の通報ドライバーが、「いつでもルミノール反応を取ってね」と、堂々としていたことにより、単独犯と確定したようです。

「殺人罪でよかろう」と、今でも思います。過失致死とか、危険運転致死とかではなかろうと。

それと同時に、若干23歳の青年の、おそらくは母親が、動かぬご老人に向かって息子の非を侘び、号泣しておられた姿が目に焼きついて離れません。

過失は誰にでもあります。しかし、避けることができる過失は、まず避けるべきです。己の無責任が原因で招いた失敗を、過失とは申しません。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦