夏講日記(その39)-留め置かまし 大和魂-

ついに夏休み最終日です。やり残したことはないですか?

小生、やり残しが三つほどありましたので、先週末に片付けました。

そのいち。明日香村ライトアップ。

夏合宿というイベントをやりに行った明日香村でしたが、イベントを楽しみに行ったのは今夏初めてでした。

あいにくの雨でしたが、今年も高松塚のローソク地上絵を見てきました。今年は三女帝(推古、皇極・斉明、持統)でした。

そのに。近つ飛鳥博物館・夏期特別展「馬がやってきたころ-古墳時代の文明開化-」。

魏志倭人伝に曰く、倭国に馬はいなかったはずですから、いつの時点にか、どこからかやってきて、もしもおおごとだったなら、さまざまな影響を与えたはずです。

この仮説を検証するために、遺跡・遺物を再構成した展示です。楽しみにしていましたので、うれしかったです。

そのさん。橿原考古学研究所附属博物館・特別展「大和を掘る33」。

昨年度の発掘速報です。甘樫丘南方の教育施設内に、「舒明初陵」が見つかって既に一年ですね。今回の展示でも、大きなスペースを割かれておりました。

ちかごろ思っていることですが、橿考研のネーミングの妙…が目立っています。「蘇我稲目のピラミッド」とか、「幻の舒明初陵」とか。ドカンと訴えかけるには素晴らしい武器になりますが、諸説入り乱れている間は、ジワジワ浸透させるのもよろしいかと。万が一、大誤解だった時の保険も兼ねて。

さて、最終日です。お互いやり残しを悔いることなくがんばりましょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦