歩-夏講日記(その21)

「良く頑張ってきたね。入試まで、あと○ヶ月。有名上位校なら、たいがいどこでも通るよ。」

「え?最難関?あと一歩、ほんとにあと一歩だね。けど、この一歩は、ほんとうに大きな一歩なんだ。」

「どうすればいいかって?方法論やハウツーを論じてる限り、この一歩は永遠に踏み出せないね。」

「勉強時間、教材、カリキュラム…すべていっしょで良し。極端なことを言うと、とりあえず今のままでも、あと一歩は踏み出せるよ。」

「じゃあ、何が違うのだろう?ところで、普段から決意してから勉強しているかい?よっしゃ、やったろう!とか?」

「決意は立派!しかしながら、一歩踏み出すには、まるで空気を吸って呼吸するように勉強したまえ。生まれてから今日まで、決意して呼吸したことはないだろう?呼吸するように勉強するって、勉強が無意識の所作になってしまうことなんだ。」

「その一歩は、いつに変わらない一歩だけれど、不可逆で、不連続な一歩なんだ。」

「難しいかい?要するに、あなたが別人になってしまう一歩なんだよ。」

「どうだい?進むも、退くも、すべてあなた次第。自分のことは、自分で決めようね。」

せっかくここまで来たら、最難関に滑り込みたい…そんな皆さんのお悩みに、小生が答える言葉です。小さな個別指導塾から、大きな入試実績が生まれる秘密でもあると思っています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦