書-冬講日記(7)

書物を好んでおります。珍本・奇本収集というわけではありません。極めてノーマルです(…と自評しています(笑))。

ノンフィクションが、ほとんどです。フィクションは、めったに読みません。「非現実性」を許容するだけのゆとりが、脳みそに無いのだと思います。

新刊の人気本が好きです。かなりミーハーであります。

希少な絶版本も好きです。古本屋の棚の奥の更に奥とか、取り次ぎが諦めた本を、出版社の倉庫の奥からゲットした時とか、狂喜することがあります。

読むときは淡泊です。喜びも、悲しみも、それぞれ三秒間。あとくされが、全くありません。

書物を歴史的に位置づけることは、好んでやっています。

古い研究書でしたら、正しく評価されてきたものなのか、ほとんど見切り発車みたいな新刊でしたら、のちの運命に想い致さざるをえません。

本棚は乱雑に整理されています(笑)。どれがどこらあたり…くらいには記憶していますが、背表紙にコード番号が貼られていそうなキッチリ整理は、ようやりません。いざという時に、見つかればよいです。

読んでいると、書きたくなってきます。徒然なるままに、ひぐらし、硯に向かいて…となると、帰ってこられないほど遠くに行ってしまいそうで、恐れおののきます(笑)。

読んで、書いて、しゃべってますと、ボケませんし老いません。

毎月二十冊くらいずつ増えていく書物を、心からいとおしく思っています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦