春講日記(その17)-久方の光のどけき-

ご存知の方も多いと思いますが、小生週末婚しております。妻は故郷で学校教師をしておりまして、週末土曜・日曜になりますと、一緒に暮らしております。小生が実家に帰ることが25%程度、妻が奈良に来てくれますのが75%くらいです。

「平日忙しいのは両者同条件、なんで私ばかり、奈良に行かなきゃいけないの?」

と、怒っている妻を見たことがありません。小生が「今週末は、西殿塚古墳がワシを呼んでいる」などとウスラトボケテいましても、「よしよし」と、妻がきてくれます。感謝しています。

土曜の仕事を終えて帰宅しますと、お風呂や床やトイレやベランダが、ピカピカになっています。普段教室の掃除を欠かしたことはありませんが、こと自室のこととなると「汚くて死んだ奴はおらん!」などと、ヒョウヒョウと暮らしておりますので、妻に迷惑をかけていると思います。

「雪崩が起きたの…(^_^;)」

と、あきれ顔の妻も、しばしば登場します。部屋の一角に書籍山積みエリアができがちで、小生は意識してソ~っと脇を通りますから大丈夫なのですが、いかんせん20~30冊単位で注文するものですから、山はうず高くなりこそすれ、沈下することはありません。妻が横を通ると、しばしば雪崩るそうです。言い訳不可能なほどに、申し訳ないです。

正邪善悪をひけらかさず、あるがまま、なすがままを尊重し、秘かに裏方に徹してくれている妻。小生は妻が支えてくれているからこそ、後顧の憂いなく、好き放題仕事できるのだと思います。

小生ごときに、過ぎたる妻です。いつの日か心ゆくまで、今日までの尽きることなかった労苦を癒してあげたいと、切に感じております。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦