春講日記(その14)-久方の光のどけき-

無意識のうちに繰り返し教えていることがあります。口を衝いて出てきてしまうので、どうしようもありません。

特段マズいことを教えているわけでもないので、口にチャックをするわけでもありません。口唇をして語らしめます。

「正直に勉強しなさい」。

繰り返されるフレーズは、これです。聞き飽きた方もいらっしゃるでしょう。しかし語り尽くされたわけでもありません。

観察してみましょう。正直に勉強する者は、頻繁に質問に来ます。何を聞きに来るのでしょうか?

1.何をどれだけやったらいいかわからないとき。スケジュールノートに予定を書き込めなくて相談に来ます。

2.予定はできたけれど、スムーズに進行しないとき。どう修正すべきか相談に来ます。

3.調子良く解きまくっていたのに、詰まってしまったとき。解決するために聞きに来ます。

4.解け直せないまま、深い謎に沈みそうなとき。これも解決するために聞きに来ます。

5.今日も十分がんばった、そろそろ自宅が恋しくなってきた時。帰っても良いと許可をとるために相談に来ます。

どの一つが不正直でも、学習成果が半減、いや四分の一になることばかりです。

正直者は必ず報われます。今日も正直に頑張ろうではありませんか。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦