大阪通信 Vol.50 配布開始しました -久しぶりに【ただいま読破中!】です

大阪通信 Vol.50 配布開始しました。いつもどおり、ちょっと覗いてみましょう。

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6)仁木英之『まほろばの王たち』講談社

思い起こしてみますと、読破中!で小説を紹介いたしますのは、今回が初めてではないかと思います。乙巳の変(西暦645年)前後、世情騒然の時代に、互いに住み分けた結界を破り、神が人を喰い、人が神を喰う、そんなデカダンを描くことから始まります。この背後には、大化の改新による近代化、特に大和から河内、難波に至る「大道」建設が、細々と生きながらえてきた神への退場命令となり、執拗な反撃を誘発するという、いわば文明批判の側面が隠されていることに、次第に透かされていきます。いちおう主人公は役小角(えんのおづぬ)でしょうか、しかしながら、役は鴨役(かものえん)であり、鴨の神は葛城の神・一言主(ひとことぬし)を呼び、山奥に土蜘蛛(つちぐも)が湧き、国常立(くにのとこたち)が唸る、生き生きとした豊富な登場人物に、主役の存在さえも忘れて読み進めてしまうこと請け合いです。特に大海人(おおあま)にぴたりと寄り添うウノノササラ(のちの持統)、むしろ気の弱い大海人を叱咤激励してあまりあります。ありのままの持統は、きっとこうであったに違いないと、完璧に誰もが納得しうるキャラに仕上がっていることが、おおいに微笑ましいです。ぜひ一度、手に取ってごらんになってください。
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あらら、小説にまで手を出していらっしゃる(笑)。しかも小説の舞台が古代と…(大笑)。

大阪通信 Vol.50、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の大阪通信 Vol.50 も、倉庫からダウンロードできるようになっています。

みなさん、ぜひ一度、ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦