春の「歩こう会」、楽しかったです!

雲一つない青空のもと、4月27日(日)、春の「歩こう会」敢行しました。今回は総勢16人、午前8時、JR三輪駅に結集しました。

まずは大神(おおみわ)神社にお参り。道中の無事を祈願します。茅原(ちはら)弁天社古墳、茅原狐塚(きつねづか)古墳、茅原大墓(おおはか)古墳にて、石室構造や版築(はんちく)、段築、葺石(ふきいし)など、古墳の築造法とその見方、さわり方について学びます。

茅原からしばらく北行、箸中(はしなか)地区を中心に、いよいよ邪馬台国ワールドに突入。ホケノ山古墳、国津神社(くにつじんじゃ)裏古墳、箸墓古墳、東田(ひがいだ)大塚古墳、矢塚古墳、勝山古墳、纏向石塚古墳に3世紀墳の醍醐味を味わいました。

その後、2・3号墳間の杜が伐採されて、観察しやすくなった珠城山古墳群をはさみ、いよいよ山辺道、初期ヤマト王権に進みます。渋谷向山(しぶたにむかいやま)古墳(伝景行天皇陵)、櫛山(くしやま)古墳(ヤマトには珍しい双方中円墳)、行燈山(あんどんやま)古墳(伝崇神天皇陵)と巨大墳が連続します。

さてこれだけたくさんの古墳を観察してきても、既に発掘が終わっていたり、宮内庁管理であったりして、玄室と石棺・木棺を含んだ埋葬構造には到達しておりません。そこで、行燈山からJR柳本駅に向かう途中、33面もの三角縁神獣鏡を出土した黒塚(くろつか)古墳に立ち寄りました。ここには石室と木棺が復元されております。未盗掘で発見されたものです。なるほど、古墳の主体部って、こうなっていたんですね。

楽しみにしていた今回のお土産は、古墳クリアファイルでした。歩こうルートつきです。この近辺を、もう50回以上も歩いた私ですが、早くももう一度歩きたくなってきました。いつの日か皆さんと、この邪馬台国・初期ヤマト王権の地で再会しましょう。楽しみにしています!

学園前教室・杉浦