学-冬講日記(10)

どうしたら、やる気が出るのでしょうか?って、不思議な質問ですね。

おそらく現状、やる気がおありではないのでしょう。不本意なことを、やらされているのですか?

やらされることが大嫌いだった私には、およそ耐えられませんね。それでも少しだけ我慢して、考えてみましょうか。

例えるならば、こういうことですか。

ぼくはコーヒーが嫌いであるが、どうやら飲まなければならないらしい。

砂糖を入れてみたら、飲みやすくなるだろうか。練乳を入れてみたら、どうだろう。

どちらも五十歩百歩かな。それでは一気に、鼻をつまんで飲み干してはどうだろう。

なんだか戻してしまいそうだ。戻さないためには…?。

しかたないから、よく寝られる薬と一緒に飲み込もう。

…はい、少し待ってください。そもそも何で、コーヒーを飲まなきゃいけないんでしたっけ?

賭けに負けたから?…潔く頭を丸めて、許しを乞うてみてはどうですか。

根性試し?…ロシアンルーレットでもなさいませ。

カフェインで覚せい作用?…薬物依存、論外です。

やる気の有無や、その方法論をめぐる議論は、このコーヒー話と同じだと、お分かりいただけましたか。

どうしていいかわからなくなって、堂々巡りに苦しんでいるかた、ご連絡ください。

もつれた糸を、解きほぐして進ぜましょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦