不定期冬講日記(その43-最終回)

「ありがとうございました」。

入試結果を報告する声が、うれしさのあまりうわずっている、この瞬間が大好きです。

「あれだけ努力したんやし、合格、当然やで!」。

なぜか私の声もうわずってしまいます。

「ごめんなさい。一生懸命教えてもらったのに、結果を出せませんでした」。

今にも泣きだしそうな、消え入るような声を、たまに聞くことにもなります。

「ちょい待ち!勉強嫌いで座ってられへんかったきみが、堂々と受験し終わって、今ここにいる」。

「これ以上の師匠孝行、他には無いで」。

「勝ってばっかしは、負けたら弱い。負けても、這い上がれる人になり!」。

「結果は後からついてくるで」。

今にもつぶってしまいそうな伏し目が、再び輝きだす瞬間も大好きです。

高校入試、大学入試…、本年度残された入試に、これから全力で立ち向かいます。

いつまでたっても子供な杉浦に、変わらぬご指導、ご鞭撻をください。天職を全ういたします。

ps.

「不定期冬講日記」が一冊にまとまります。

『実録入試最前線 世界で一番熱い冬』。

ご期待ください。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦