夏講授業の実況中継(その3)

3回目になりました。中入部屋レポートです。

連日激しく勉強していますと、スヤスヤとまではいかないまでも、ウツラウツラと舟をこぎだす生徒もいます。

「風邪ひくで。家帰って寝えや。」

低い声色でささやかれますと、いっきに目が覚めるようですね。

それでも夢幻(ゆめまぼろし)の皆さんには、

「椅子、取れ!」

と、檄が飛びます。「ヤバイ!」と思ったら、自主的に椅子撤去という生徒も増えてきました。

それでも睡魔に魅入られたみなさん、そそくさと机の上に正座し始めます。

寝て落下するという最悪の事態を避けるためには、「起きなしゃあない」ですね。

拷問してるわけじゃあないですから、誤解なさいませんよう。

そもそも、目の前で一生懸命できない者が、教室以外の多くのシーンで一生懸命生きてるはずがありませんよね。

「一生懸命生きるつもりがない者は、即刻去れ!」

…入塾時、最大の約束を実行しているだけなのです。厳しいですか?厳しいかもしれませんが、これが「あたりまえ」です。中入部屋は、「これがあたりまえ」と思える人たちだけに門戸を開いています。

学園前教室長・杉浦