物理・化学・理科・英語も開講しています!

冬期講習の多数のお申し込みありがとうございます。

数学塾と言うと、数学・算数のみしかやっていない様に
思われるかもしれませんが、当教室では数学・算数のみならず、
同様の形式で物理・化学・理科・英語も開講しておりますので
ぜひぜひご参加ご検討下さい。

特に、大学受験生、高校受験生は、この時期からでも伸びしろのある
物理・化学・理科に力を入れて学習される事をおすすめします。

高の原教室 飯尾

【冬期講習】上本町教室の独自開講日が決まりました。

いよいよ、12/15()より冬期講習に突入します。

今回は上本町教室の独自開催日のご案内をさせていただきます。

 

日 程:20141228()201513()4()11()12(月・祝)

時 間:いずれの日程も、午前10001230 午後130400

費 用:冬期講習に準ずる

 

この一年をしっかりと締め括り、来るべき新しい年のスタートを気持ちよくきりませんか?

 

皆さまのご参加をお待ちしております。

上本町教室 中土井

★不定期冬講日記★ -連載中-

こんにちは。石川数学塾大阪・学園前教室の杉浦です。

さっそくですが、冬講日記を連載しております。不定期のつもりでしたが、ほぼ毎日書いております。

何故このように、わざわざお伝えしているのかと申しますと、HPトップの小窓(カテゴリー・お知らせの題名のみピックしています)には表示されないように設定してあるからです。煩を避けるためです。

カテゴリー・学園前教室をご覧になってみてください。

大阪通信休載中、書き綴っていくつもりです。お楽しみに!

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その12)

「劇的」な合格!…ではなかったのでしょう。むしろ地味目だったと思います。

三年前、決してあきらめない受験生がいました。

模試の判定が良かったわけではありません。むしろ悪かったです。

人並み外れた体力があったわけでもありません。むしろなかったです。

しかし決してあきらめない受験生でした。

受験前日、夕刻に登場した彼は、自分自身にビンタ数発、「気合いを入れ」てから始めました。

睡魔と闘うために、椅子を取って膝立ちになりました。

それでもしつこい睡魔を覆滅すべく、なんと机の上に正座して勉強しました。

しばらくして叫び声が聞こえました。

「うぉ~!ををををぉ~!」

叫び声を残して、彼は机から落下しました。

「大丈夫か?」と覗き込まれても、ひょうひょうとしておりました。

「睡魔に勝ちました!がんばります!」

また猛然と勉強しました。

彼は今、奈良県下最難関の六年一貫校に通っています。

きっと今も、あの頃のように、自分に厳しく、妥協なく、まっしぐらに歩んでいることと信じています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その11)

彼は困っていました。

「過去問、解いてみたんですけど、1割2分くらい(合格最低点に)足りないんです。きれいにどの教科もです。(僕は)実力が無いのでしょうか?」。

小生は言いました。

「実力=得点だろうか?過去問に慣れること、これに実力を加味して得点だと思うが、いかがだろう?過去問を始めたのはいつだい?」

彼は答えました。

「最近です。模試も含めて、過去問に触れる機会が、今まであまりなかったです」

小生は諭しました。

「入試問題を出題する側は、得点で実力を測りたいと思っている。模試を出題する側も、同じだね。しかし出題される側も、だんだん学習してくる。得点を取ることで、実力をアピールしたい。できうるなら、実力を上回る得点を稼ぎ出せれば、それも実力と見なされるに違いない。それには出題に慣れるしかない。そう考えて秘かに過去問を解いている人たちが、たくさんいるのだよ。」

「今からでも遅くない。今期の出題が予測できるほどに、過去問をやりこなしたまえ。君の実力をじゅうにぶんにアピールできる時が来るからね。」

入試には時として、隠されたテクニックを知るように促されます。テクニックに走り、おぼれ、自滅することは愚かの骨頂ですが、必要悪を行使することは、むしろ不可避なことではないでしょうか。

あまつさえその必要悪に、なんらかの動かさざる真理があり、隠された事実があるのなら、むしろ積極的に白日の下にさらし、闘いの刃に資することが、必要悪にとっても本懐…そう考えています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その11)

彼は困っていました。

「過去問、解いてみたんですけど、1割2分くらい(合格最低点に)足りないんです。きれいにどの教科もです。(僕は)実力が無いのでしょうか?」。

小生は言いました。

「実力=得点だろうか?過去問に慣れること、これに実力を加味して得点だと思うが、いかがだろう?過去問を始めたのはいつだい?」

彼は答えました。

「最近です。模試も含めて、過去問に触れる機会が、今まであまりなかったです」

小生は諭しました。

「入試問題を出題する側は、得点で実力を測りたいと思っている。模試を出題する側も、同じだね。しかし出題される側も、だんだん学習してくる。得点を取ることで、実力をアピールしたい。できうるなら、実力を上回る得点を稼ぎ出せれば、それも実力と見なされるに違いない。それには出題に慣れるしかない。そう考えて秘かに過去問を解いている人たちが、たくさんいるのだよ。」

「今からでも遅くない。今期の出題が予測できるほどに、過去問をやりこなしたまえ。君の実力をじゅうにぶんにアピールできる時が来るからね。」

入試には時として、隠されたテクニックを知るように促されます。テクニックに走り、おぼれ、自滅することは愚かの骨頂ですが、必要悪を行使することは、むしろ不可避なことではないでしょうか。

あまつさえその必要悪に、なんらかの動かさざる真理があり、隠された事実があるのなら、むしろ積極的に白日の下にさらし、闘いの刃に資することが、必要悪にとっても本懐…そう考えています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その10)

授業中ちょっとした雑談が、深く核心をつくことがあります。

最近では「0点をめぐるあれこれ」、こんな話題がありました。

「100点取るのは難しいけど、0点取るのは簡単ですよね」、ポロリともらした生徒がいました。

「…?。ホントにそうだろうか?確かに白紙の0点なら簡単に取れるね。人生の無駄遣いを厭わなければね。」

「デタラメに書いても、0点取れるとは限らないね。記号選択や自由記述がほとんどない教科、たとえば算数なら取りやすいかもしれない。」

「しかし特に他教科、記号選択がほとんど四択だと仮定して、ほとんどデタラメに書いても25%は正解してしまう確率だよね。」

「算数にしても、デタラメな数字が、たまたま正解にヒットしてしまわないとも限らない。」

「大事なことだ。よく聞いときなよ。がんばって0点取るためには、正解を丹念に外す学力が必要なんだ。もしかすると、100点取る以上に難しいことかもしれないよ。」

「ふ~ん、0点取るのが難しいなんて、思ってもみなかったよ。」

変な結論ですけど、「学力」の本質を、一面言い当てていると思うのです。

生徒たちは塾に来ることによって、学校だけで勉強しているんじゃないことを知ります。今回は、教材がテキストや問題集だけじゃないことを知りました。

貴重な経験でしたね。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その9)

不健康自慢というわけではないでしょうが…。

冬期講習が始まり勉強漬けになって、しばしばお聞きするお悩みがあります。「頭痛、腰痛、肩こり」と。

小生も頭痛を患うことは稀でしたが、「腰痛、肩こり」にはずいぶん悩まされてきましたから、惻隠の情を禁じえません。

特に腰痛は強烈で、いわゆるギックリ腰レベルのものが、1年に数回襲ってきました。

鎮痛消炎剤やら筋肉弛緩剤やら、いろいろ試してみたのですが、しょせん対症療法と判るのに、それほど時間を要しませんでした。

そこで小生が編み出した解決法です。

病因は「仕事・趣味を分かたずに、ずっと椅子に座り続けて、難しいことをしゃべったり読んだり書いたりし続けていること」と看破し、これと真逆の時間を必ずつくること…こう決めました。

具体的には出勤時間に余裕のある平日、毎朝ウォーキング90分、出張のない日曜、山辺道(桜井→天理)くらいを歩き切ると決めました。

不思議なことに腰痛がほとんど消えて、たまにチクッとする程度になりました。肩こりも腕をグルグル10回まわすと気にならなくなる程度です。

深刻そうな不健康でも、ちょっとした心がけとほんの少しの実行力で、好転することがあると思います。

薬頼みや神頼みの前に、試してみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その8)

街宣車(…といいますと、イカツ過ぎるかもしれません)、かまびすしい昨今です。

「男」も熱心な政治活動をしていました。張り切って選挙スタッフをやりに行っていたものです。

仕事帰りに車で寄り道しては、「支持者発掘」に余念がありませんでした。

「今日はどこまで?」と聞きますと、うれしそうに返答が返ってきました。

「断層があって、山があって、山超えた尾根づたいの××寺」。

「…って、断層の向こうに車停めて、あとはケモノ道?」

「うん。卵、投げつけられた。ウチは△△党じゃ!帰れ!って」。

卵や△△党はともかく、××寺に住職がいたことが驚きでした。無住の荒寺とばかり思っていました。

「男」の政治活動って、こんなものでしたが、通いつめている間に仲良くなって、支持者名簿に名前が書き連ねられていくのも、不思議なものでした。

「男」は最後の選挙を戦ったあと、帰らぬ人となりました。分厚い名簿が残りました。

「男」の奥さんは、名簿を今でも大事にどこかに隠しています。

「急ごしらえの名刺に、選挙参謀とか書いてある人には、絶対に見せません」だそうです(笑)。

一度だけこっそり見せてもらった名簿には、理想に殉じた「男」の手垢が染みついていました。

小生は、まっすぐで一徹だった「男」が大好きでした。最後の戦いも小雪まじりの師走だったと記憶しています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その7)

昔々のお話です。

大阪・兵庫・京都・奈良の中学入試統一解禁日がすっかり定着した昨今から慮るに、もしかすると全く想像を絶する事態だったかもしれません。

大阪・兵庫・京都の「統一初日」が3月、奈良は1月に五月雨式…という時代がありました。

正月明け早々に奈良の中学入試が始まります。日曜日ごとにきれいにバラけておりました。

前受け・本命、入り乱れて、騒乱怒涛に過ぎ去っていったものでした。

2月は戦士の休息…と思いきや、大阪・京都の統一初日までに、補欠出しまくっても入学定員を埋めてしまいたい奈良と、水面下の動きを秘かに注視する大阪・京都のせめぎあい、なんとなくザワついたまま3月を迎えます。

大阪・京都の受験終了と入学者召集・確定を受け、奈良が最後の大規模な補欠を出すため、ザワめきは3月末まで続くのです。

毎年繰り返される「激動の3ヶ月」を、今や果たして知っている業界人がどれほど残っているのか、受験日程前倒しゆえに、強気に押しまくった奈良の中学校と、それらに正面から闘いを挑んだ塾屋たち。

寒さが身に染みてくると、あの熱い日々を懐かしく思い出します。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦