不定期冬講日記(その1)

寒波がやって参りました。暴風をともなっているそうです。

冬将軍と冬講が一緒に参りました。ピッタリ一致するのも珍しいです。

「12月に入ってすぐに講習ですか?大変ですね」とか、「もう冬休み、しかも勉強、子供たちこそ大変ですね」とか、いろいろご心配をいただきます。

小生は「今年も12月到来とともに講習を開始できる喜び」に満ちております。

皆さんご承知おきいただきておりますように、冬期講習の授業は強制されたものではありません。通常授業の補完や発展的先取りのために、あるいは受験前の集中特訓のために、特別に決意して受講していただくものです。

今年も「杉浦というオッサンについて行こう」と、師走早々、結集していただいた皆さんに感謝しています。

小生今年も変わらずに頑張る所存です。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

杉浦流・冬講突入直前アドバイス -大阪通信 Vol.48 配布開始しました

大阪通信 Vol.48 配布開始しました。「いよいよ冬講突入、最後の直前アドバイス」をお届けします。

本号もブログに全文採録します。長文御免、お許しあれ!

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冬休みに鍛えあうための7つのキーワード(+番外1)

【過去問貫徹】(かこもんかんてつ)
過去問を解き切ったのだから、今年も解けないはずがない。いや、きっと解けるに違いないと、確信できるまで徹底的に過去問をやり倒しましょう。合格最低点(正確には合格最低得点率から計算された科目別合格最低点)突破を目標とする一巡目、不正解を徹底的に直したのち得点率95%を目指す二順目以降、解法を頭に叩き込むまで、繰り返し続けます。単年度・一日程・一教科制覇を一発と数え、全発制覇成し遂げて全知全能の「神」となりなさい。苦しいときの神頼み?いやいや、あなたが神となれば、誰を拝む必要もありますまい。「努力」という神は、決してあなたを裏切りませんから。

【決戦勝利】(けっせんしょうり)
決戦の時が刻一刻と迫ります。覚悟を決めましょう。不肖・杉浦、惨敗の憂き目を見ました暁には、潔く職を辞し、大地を耕し種を播き、大自然と共に生き直す覚悟です。本年39回目の戦場に参りますが、一度もこの思いを忘れたことはございません。「これだけやって敗れたら、神さまの気まぐれに他ならず」。こう豪語できるまで、闘いましょう。「悔いなし。未練なし。思い残すことなし」。こう爽やかに出撃しましょう。嬉々として勝利し、いかなる結果も「本懐」と受け流し、凛とした大輪の花を、殺伐たる戦場に咲かそうではありませんか。「いい人生だった」と、懐かしく思い出せる人生を、共に生きようではありませんか。

【進捗踏破】(しんちょくとうは)
ゆっくりしっかり進めてきたことが、誰にでもあろうかと思います。じっくり進めてきたからこそ、踏みしめながら歩んできたからこそ、少しずつできるようになってきたのですね。すばらしい継続力、心から敬服します。しかしながら、せっかくの長期休暇、ほんの少し背伸びしてみてはどうでしょう。「テキパキできたらいいのにな」とか、「もっと深くできたらいいのにな」と、思っているだけではいつまで経ってもできるようになりません。心と体に余裕のある長期休暇にこそ、ほんの少し苦しい思いをして、理想の自分を掴み取ってください。初めは苦しくても、きっとあたりまえにできるようになりますよ。冬休みから「あと少し」積み上げ始めて、がんばってみましょう。

【反省万端】(はんせいばんたん)
まちがえたまま直してない問題も、直したけれど忘れてしまった出題も、片っ端からこなしていくきっかけは、ほんの少しの、本当にほんの少しの、あなたの勇気だと思います。勇気のない人は、直してなくても忘れたままでも、全部まとめて「無かったこと」にしてしまいます。「何も無かった」と思い込むことに執心します。ほんの少しの勇気がある人は、できてないことを並べ揃えて、できることから順に、できるようになっていきます。できるようになっていくことを喜びに、直し続けます。小生は皆さんに、そんな素晴らしい人になってほしいのです。勇気のある人は、正直に偽らずに生きていく人でもありますね。

【宿題完遂】(しゅくだいかんすい)
冬休み課題が発表されるや、彼は間髪をいれずに始めます。黙々とこなすこと数日、「終わりました」と報告が入ります。プリント類や過去問演習が終わるころ、冬休みも半ばを迎えます。「もう一度やっておきます」。彼は二度目を始めます。いつのまにか「持たせ教材」の復習に入っています。二度目もつつがなく終わったようです。冬休みが終わるころ、宿題確認テストに向けて、彼はケジメをつけます。三度目の演習です。眼光鋭く鬼の形相になったころ、テストが無事に終わります。彼にとっては、宿題だけに終わらない勉強も、一通り流すだけに終わらない宿題も、すべてあたりまえのことなのですね。彼はとてつもなくすばらしい生徒だと思います。

【スタートダッシュ】(すたーとだっしゅ)
冬休みから新たな勉強に挑む皆さん、教科名が変わったり(算数→数学)、グレードアップした新しいテキストを開いたり、初々しさに満ちていることと思います。早々と進学先が決定した皆さん、春休みまで待たずに「入学式までの課題」が渡されます。「中1・中2の英語・数学全部ね。3月末までやで」。小生にサラリと言われてブッタマゲた人もいることでしょう。小生から追い打ちがかかります。「これだけやって、入学後1年保証。その先は別途勉強しいや」。鬼のようですか?そのとおり。せっかく積み上げた努力が水の泡に消えないために、鬼にも悪魔にもなってあげましょう。ホンマは世界一やさしい鬼ですけれどね。

【早寝早起】(はやねはやおき)
さっさと寝ましょう。さっさと起きましょう。健康の秘訣にとどまらず、勉学上達の秘訣でもあります。早起きすると、長い一日を濃く使えます。有効に使えると、なお良いですね。深夜までだらだら起きてても、昼夜逆転するだけです。昼も夜も眠くなるだけです。不健康になるだけです。だからどんなに遅く寝ても、必ず早起きしましょう。早起きしていると、夜とっとと眠くなってくるようになります。ぐっすり寝られると、ご飯がおいしくなります。お日様が体を鍛えてくれます。起床5時、ラジオ体操、ウォーキング。合宿では皆さんできたことですから、甘えずに継続してくださいね。

【至誠而不動者、未之有也・二十一回猛士】
(至誠にして動かざる者、未だ之有らざるなり・にじゅういっかいもうし)
わが心の師・吉田松陰先生のお言葉です。「二十一回猛士」と号されました。二十一回生まれ変わっても、尊皇の志を遂げようと考えられた方です。「至誠而不動者、未之有也」とは、「わかった、わかったと言うだけで、行動できない者は、わかってないのと一緒じゃ!愚か者!反省せい!」という意味です。小生、いつも松陰先生に叱られているような気がします。「不動者」ではいけないと思います。何はなくとも行動して、うまくいくように頑張って、「先生はきっと褒めてくれるだろう」と思うと、自然にほくそ笑んでしまいます。何かと「わかったよ」ってな受け流しが多い皆さん、行動してますか?行動できてこそ、本当にわかったことになるのですよ。小生と一緒に、肝に銘じましょう。

冬期講習で皆さんと一緒に学べることを願っています。皆さんのご家庭の経済事情やご予定など、あまり顧みずにお誘いしてばかりいるかもし
れません。

ご案内パンフレット(B4版)を、もう一枚配布させていただきます。すでにご提出いただきましたみなさん、ご不用となりましたら、もしよろしければ、お友達にお渡しください。

引き続き個人懇談を受けつけております。
教室に電話(℡:0742-41-5512)、
杉浦に電話(℡:090-8557-2680)、
教室にメール(mail:gakuenmae@ishikawasugakujuku.jp)、
杉浦にメール(mail:dr.gegangen@softbank.ne.jp)
…どれでも結構ですから、アクセスください。歓迎いたします。

11月29日(土)~1月17日(土)、冬期講習に突入します。冬講明け、入試と冬期休暇終了後の1月31日(土)、大阪通信復活予定日を楽しみにお待ちください!
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プリント版・大阪通信 Vol.48、いつもどおり石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.48(pdf版)も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦