大阪通信 Vol.31 配布開始しました -「ワニの世界」です

大阪通信 Vol.31 配布開始しました。今回は「ワニの世界」を報告します。さっそくちょっと覗いてみましょう。

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去る5月18日(日)、ワニに会ってまいりました。

何やら書き出しが前号と酷似…していますね。「杉浦先生、やはりオツムがあちらの世界に行ってしまわれた」…と、本気でご心配の皆さん、私は大丈夫です(笑)。ご心配には及びません(笑)。

天理市産業振興課(観光課)のてくてくコース「はにわの里」を歩いてきたのです。はにわの里には、なんとワニが…?いえいえ、川口浩探検隊ではあるまいし、突然、あまりに予定調和的に目の前にポッカリ空いている洞窟を降りて行くと、突然あまりに唐突に目の前にワニが出現し、「隊長、危ない!」と叫んでいる暇があるのなら「そのワニ、なんとかせえよ」とツッコミを入れる間もなく、川口浩が孤軍奮闘、収録が淡々と進行していく…はい、古かったですね、そんな「水曜スペシャル」とは無縁のワニ…です。
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ワニはナニモノなのでしょうか?

大阪通信 Vol.31、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。先週の 大阪通信 Vol.30 を、倉庫に新収納しました。しまった、読み忘れた!というかた、ぜひ読んでみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

完遂のススメ

中学・高校生の皆さんは定期テスト前後の方が多いと思います。
テストに向けての調子はいかがですか?
また、終了した人は結果はどうでしたか?

今回は前回に引き続き、数学の勉強の仕方について話したいと思います。

前回の「熟考」により、問題を考えても解けなかった場合、解答・解説があれば、それに頼る訳ですが、その解答を単にノートに転記するだけでなく、文言を一言一句噛み締めるように確認して下さい。
たとえ一読で理解できなくても何度も何度も読み込んで下さい。
そして理解できたら、解答を閉じて、新しいページにその解答を再現してみて下さい。
きちんと理解できていると、間もない事もあるので、たやすく再現できるでしょうし、
理解が不十分だと途中で詰まってしまい、再現ままならないことと思います。
その場合はもう一度、解答を納得いくまで熟読して下さい。

勉強に限らず、「なぁんだ。わかったわかった。」と自分では分かったつもりでいても、
いざ実践しようとしても出来ない事は皆さん良くあることだと思います。

「ひとつひとつ、最後まできっちりとやりきる。」ことを普段から心がけるようにしましょう。

高の原教室 飯尾

大阪通信 Vol.30 配布開始しました -「死者の世界」です

大阪通信 Vol.30 配布開始しました。はやいもので、ついに Vol.30 ですね。今回は「死者の世界」を報告します。現在読破中!も掲載します。ちょっと覗いてみましょう。

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去る5月11日(日)、死者の世界へ行ってまいりました。

臨死体験から無事帰還…したわけではありません。「杉浦先生、ついにオツムがあちらの世界に行ってしまわれた」…わけでもありません(笑)。

橿原考古学研究所附属博物館・春季特別展「弥生の墓 -死者の世界-」を見に行ってきたのです。弥生人のお墓に眠る、弥生人の死体を見てきたわけですね。

驚きました。…
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いったい何に驚かはったんでしょうか?

大阪通信 Vol.30、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。先週の 大阪通信 Vol.29 既に倉庫に収納してあります。しまった、読み忘れた!というかた、ご安心ください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

平均点は目標にあらず!

中間テストの日程も発表になり、いまこの時も目の色を変えて試験勉強に励んでおられることだと思います。

ところで、みなさんは中間テストの目標をたてられましたか?
もちろん「すべての教科満点が目標です」っとおっしゃられる方もいるでしょうが…。
この問いに対して謙遜(?)なのか、「平均点が目標」という答えを聞くことがあります。

でもちょっと待ってください。平均点って…何点なんだ???
そもそも平均点は採点の結果が出て初めてわかるものですよね。ですから平均点が目標って聞くと、よっぽど自信が無いのか、はたまた実際はあまり考えていないのか。

どちらにせよ、平均点は目標にはなりえないと思うのです。

よしんば前回の平均点(例えば70点だとすると)をイメージして目標をたてたとしても、やはり「目標は70点」と答えるべきです。具体的な数値で目標をたてることを心掛けましょう。

具合的な数値で目標をたてることで「結果」の成否もはっきりでます。「良かった」「悪かった」では無く、「○○はできた」「○○はできなかった」という具合に。

「結果」には必ず「理由」があります。「結果」を変えたければ「やり方」を変えれば良いのです。

具体的な目標設定は成功への第一歩です。是非、定期テストでも具体的な数値で目標をたてることを習慣にして欲しいのです。

学習計画や結果の検証(見直し)についてはまたの機会にお話していきます。

上本町教室 中土井

夏セット、お届けします -大阪通信 Vol.29 配布開始しました

大阪通信 Vol.29 配布開始しました。「夏セット」と言いますと…

1)大阪通信 Vol.29

2)石川数学塾大阪・学園前教室 夏期講習のご案内(表)

3)石川数学塾大阪・学園前教室 夏期講習のご案内(裏)

4)石川数学塾大阪・学園前教室 夏期合宿のご案内(表)

5)石川数学塾大阪・学園前教室 夏期合宿のご案内(裏)

…ですね。2)~5)は、石川数学塾大阪のHP・季節講習のページに載るまでの暫定公開です。

今号の大阪通信は、夏期講習に向かうための檄文といったもののようです。少し覗いてみましょう。

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【お勧めの夏】

まず夏合宿に行く決意を固めましょう。ガレージベンチャーだったころから「中学入試の」山小屋と呼ばれていますが、今や小学校低学年から社会人まで、勉強するんだという固い意志さえあれば誰でも参加できます。普段の通常授業では、受講曜日や受講頻度の違いから、なかなか共に学べない同輩や先輩とも、時空を共有して切磋琢磨できます。卒業生がスタッフとして参加し、貴重な体験談、人生論、受験論を語ってくれます。後輩たちが、あなたをお手本にしています。だからいやがおうにも、気合が入りますね。規則正しい生活と集中力あふれる勉強によって、よしんば乱れた夏休み前半を過ごしていたとしても、正しく気づき・直し、多くは前半戦の苦労が報われる喜びに沸き、まちがっても後半戦を無為に過ごすことがない、そんなゲートポジションだと考えてください。

決意が固まったら、スケジュールノート(黄色)の見開き1ページに、合宿4日間の予定をびっちり書き込みましょう。気合十分なら1マス1ページ、百歩譲っても1マスに大問1問です。さて、ここで深呼吸。手元に書きなぐったスケジュールノートを見てください。これが今あなたが、「夏休みにやってしまいたい」と思っていることのすべてです。なんでもかんでも「合宿任せ」は良くないですね。合宿に行ったからって、一日が48時間になるわけではないからです。夏休みが合宿だけで潰れるわけでもありませんし。要するに「夏休みにやってしまいたい」ことを、まんべんなくバラけてほしいのです。

夏休みは長いです。7月14日(月)から8月31日(日)まで、ほぼ7週間あります。合宿は、このうちの三泊四日でしかありません。バラけているうちに気づくと思いますが、長期休暇中は原則的に学校休業ですから(クラブ活動などの例外もあります)、通常授業以外にも勉強の機会を増やせますね。いや、増やしたくなりますね。もしかすると、増やさざるを得ませんね。思い立ったが吉日、「スケジュール&お申込用紙」の講習授業に、チェックを入れてしまいましょう。こうすれば自然と有意義な夏休みを過ごせます。勝利の女神は、克己(こっき)するものに微笑むのです。

【ヘビーユーザー割引・毎日必ず登場プラン】

部屋・小部屋・割込を問わず、毎日1回ずつ相当以上のご予定(合計36回以上、特別講義含まず)+合宿をお考えの皆さん。

合宿費用を除く、部屋・小部屋・割込の合計費用を3%減額いたします。

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なるほど、読んだら得するような気がしてきました。いや、読まないと損するような気がしてきました。

大阪通信 Vol.29、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.29も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

学園前教室長・杉浦

あの頃のこと(その4)

「杉浦さん?、文章読ませてもらったよ。」

「何度言ったら、わかるんですか。あれは、私が書いたモノじゃありません。」

「そのセリフ、わしは初めて聞いたけどな。誰が書こうが、書かれようが、わしらには関係ない。ところで、おまえさん、書けるんか?」

「そうですね、筆者かと疑われる程度の作文能力ですが…。」

「十分だ。早速だけど、取りかかってもらうわ。趣意書・企画書、FAXで流すし…。締切厳守やで。」

いきなりマフィアの会話じみてますね。20年ほど前、某大手塾を退職しました私に、かかってきた電話です。

勘どころのよろしい方は、すでにお気づきでしょうが、私は売文屋にリクルートされたのです。どうやらきっかけになりましたのは、「文章」=「書いたモノ」らしいですね。

事件のにおいがしますね。実は私が退職いたします際に、ひと悶着あったのです。

「私は、自分の意識的生涯の43年間というもの革命家でありつづけたし、そのうち42年間はマルクス主義の旗のもとで闘った」(レオン・トロツキー「遺書」)

トロツキー閣下ほどではありませんが、私もずっと現実主義者であり、唯物論者でした。塾業界生活に引き合わせて申しますなら、汗水たらしてドロドロになって働く教室現場こそが最も尊く、その生き血を吸って、くだらない観念論垂れる奴らなんざぁ、下の下の下と考えておりました。

ところが組織が不要に大きくなって、脂肪太りしていきますと、勢い吸血生物も発生し、発生したからには折り合って生きていかねばならないことが増えてくるのです。

何とか住み分けて域内平和を保つのもつかの間、一度激突しますとお互い引くに引けないところまで来てしまいます。

そんな時に、タイミング悪く、事件が起きてしまいました。

京阪神(奈良には統一日程すら無かったころです)の中学入試統一解禁日が大幅に前倒しされることが分かった某年某月某日、「まあ、まず、(統一日繰り上げは)ないやろぅ…」などとタカをくくっていた小生は、カリキュラム表を修正せざるを得ないという窮地に追い込まれていました。どういじっても授業時間の絶対数が足りないところは、休日を返上して運用しようとも考えました。

ところが悲しいことに、「窮地と感ずれば、まず逃げる奴」とか、「何の根拠もなく、なんとかなるさ!と信じる奴」とか、挙句の果てに「既にスキーの予約を9か月後に入れているから、考えないことにする、と宣言する奴」など、およそ下の下の下の下の下の下(しつこいですか?)がいたものですから、およそ精根尽き果てました。

「残念やが、決裂や!恨みっこ、無しやで」

これが最後の言葉でした。受話器を下ろしたら、電話が一台壊れ、壊れた電話の横に責任者宛て「辞表」を置き、「セイセイしたわい!」と去りました。本当に、まぎれもなく、迷いもなく、清々したのです。

念願の「お百姓」になれる喜びに満ち、さっそくレンタル畑を物色していた私に、先日退職しました某大手塾取締役F氏からコンタクトがありました。「約束が違う。〇〇のお目付け役は誰が引き継ぐのか?」。

「しまった!」と思いました。怒りの余りきれいさっぱり忘れていたのですが、先年「暴力事件」を起こして懲戒免職になりかけていた〇〇先生への一方的処分に断固反対して、本社にバリケードストライキを通告した際、話しあえばあうほどに仲良くなってしまったF取締役との約束…たしかにありました。

「○○の職場復帰という杉浦の要求は呑もう。ただし杉浦が責任を持って再研修すること。社内処分はすべて私が被る。任せなさい!」。

小生はFさんの男気に惚れました。バリケードを解除しました。

Fさんと一度だけ話し合うことにしました。その話し合いの場で、小生の退職後に小生の文体をまねた怪文書が流れていること、怪文書の内容がカリキュラム表とは何の関係もない下賤の話題であること、そのほかモロモロを知ったのです。

ガーンときました。もともと誰に認めてもらいたくてやってきた仕事ではありませんし、誰それ関係なくやりたいことは必ずやりますし、その不徳ゆえに怪文書の筆者と思われたのなら、わからないこともありません。

しかしそれならば、怪文書なるものは正々堂々と私を批判すべきではありませんか。え?回りくどいくらいに複雑な利害関係渦巻いてこそ怪文書!ですって?はい、あなたならきっと書けましょう。私には絶対に書けませんが…。

現実逃避モードになった私は、長いこと読み止しだった廣松渉を読みふけりました。冒頭の電話がかかってきましたのは、そんな時だったのです。(続く)

学園前教室・杉浦

あの頃のこと(その4)

「杉浦さん?、文章読ませてもらったよ。」

「何度言ったら、わかるんですか。あれは、私が書いたモノじゃありません。」

「そのセリフ、わしは初めて聞いたけどな。誰が書こうが、書かれようが、わしらには関係ない。ところで、おまえさん、書けるんか?」

「そうですね、筆者かと疑われる程度の作文能力ですが…。」

「十分だ。早速だけど、取りかかってもらうわ。趣意書・企画書、FAXで流すし…。締切厳守やで。」

いきなりマフィアの会話じみてますね。20年ほど前、某大手塾を退職しました私に、かかってきた電話です。

勘どころのよろしい方は、すでにお気づきでしょうが、私は売文屋にリクルートされたのです。どうやらきっかけになりましたのは、「文章」=「書いたモノ」らしいですね。

事件のにおいがしますね。実は私が退職いたします際に、ひと悶着あったのです。

「私は、自分の意識的生涯の43年間というもの革命家でありつづけたし、そのうち42年間はマルクス主義の旗のもとで闘った」(レオン・トロツキー「遺書」)

トロツキー閣下ほどではありませんが、私もずっと現実主義者であり、唯物論者でした。塾業界生活に引き合わせて申しますなら、汗水たらしてドロドロになって働く教室現場こそが最も尊く、その生き血を吸って、くだらない観念論垂れる奴らなんざぁ、下の下の下と考えておりました。

ところが組織が不要に大きくなって、脂肪太りしていきますと、勢い吸血生物も発生し、発生したからには折り合って生きていかねばならないことが増えてくるのです。

何とか住み分けて域内平和を保つのもつかの間、一度激突しますとお互い引くに引けないところまで来てしまいます。

そんな時に、タイミング悪く、事件が起きてしまいました。

京阪神(奈良には統一日程すら無かったころです)の中学入試統一解禁日が大幅に前倒しされることが分かった某年某月某日、「まあ、まず、(統一日繰り上げは)ないやろぅ…」などとタカをくくっていた小生は、カリキュラム表を修正せざるを得ないという窮地に追い込まれていました。どういじっても授業時間の絶対数が足りないところは、休日を返上して運用しようとも考えました。

ところが悲しいことに、「窮地と感ずれば、まず逃げる奴」とか、「何の根拠もなく、なんとかなるさ!と信じる奴」とか、挙句の果てに「既にスキーの予約を9か月後に入れているから、考えないことにする、と宣言する奴」など、およそ下の下の下の下の下の下(しつこいですか?)がいたものですから、およそ精根尽き果てました。

「残念やが、決裂や!恨みっこ、無しやで」

これが最後の言葉でした。受話器を下ろしたら、電話が一台壊れ、壊れた電話の横に責任者宛て「辞表」を置き、「セイセイしたわい!」と去りました。本当に、まぎれもなく、迷いもなく、清々したのです。

念願の「お百姓」になれる喜びに満ち、さっそくレンタル畑を物色していた私に、先日退職しました某大手塾取締役F氏からコンタクトがありました。「約束が違う。〇〇のお目付け役は誰が引き継ぐのか?」。

「しまった!」と思いました。怒りの余りきれいさっぱり忘れていたのですが、先年「暴力事件」を起こして懲戒免職になりかけていた〇〇先生への一方的処分に断固反対して、本社にバリケードストライキを通告した際、話しあえばあうほどに仲良くなってしまったF取締役との約束…たしかにありました。

「○○の職場復帰という杉浦の要求は呑もう。ただし杉浦が責任を持って再研修すること。社内処分はすべて私が被る。任せなさい!」。

小生はFさんの男気に惚れました。バリケードを解除しました。

Fさんと一度だけ話し合うことにしました。その話し合いの場で、小生の退職後に小生の文体をまねた怪文書が流れていること、怪文書の内容がカリキュラム表とは何の関係もない下賤の話題であること、そのほかモロモロを知ったのです。

ガーンときました。もともと誰に認めてもらいたくてやってきた仕事ではありませんし、誰それ関係なくやりたいことは必ずやりますし、その不徳ゆえに怪文書の筆者と思われたのなら、わからないこともありません。

しかしそれならば、怪文書なるものは正々堂々と私を批判すべきではありませんか。え?回りくどいくらいに複雑な利害関係渦巻いてこそ怪文書!ですって?はい、あなたならきっと書けましょう。私には絶対に書けませんが…。

現実逃避モードになった私は、長いこと読み止しだった廣松渉を読みふけりました。冒頭の電話がかかってきましたのは、そんな時だったのです。(続く)

学園前教室・杉浦